
こんにちわ。
元SEOコンサルタントであり、現在web集客のコンサル企業で働きながら副業でアフィリエイターをしている秋田 健です。
レンタルサーバーを利用してファイルの編集などを行う場合、FTPを利用する方が多いのではないでしょうか。
レンタルサーバーの利用用途はWEBサイトの運営やメール機能がメインになりますが、ディスク容量が数百Gもあるため通常の使用であれば余ってしまうことがほとんどだと思います。
そういったときに「サーバーをオンラインストレージ」のように、ファイルのバックアップや保存場所としても使用することができれば、何かあった時に役立てることができます。
GoogleドライブやICloudのようなオンラインストレージと同様に使用することができればとても便利です。
またそれらのオンラインストレージと比較して、レンタルサーバーのディスク容量はかなり大きいので、残量をあまり気にせず安心して保存することができます。
今回は、そのような状況において役立つ機能である「webdav」について解説します。
またFTPとの相違点や、エックスサーバーにおける現状についても解説しています。

※あきけん(@akitaken0530)
① webdavとは?
webdavとは、「Web-based Distributed Authoring and Versioning」の頭文字をとったもので、「WEBサーバー上のファイル管理を目的としたプロトコルのこと」を指します。
HTTPを拡張したプロトコルであり、HTTPがサーバー上のファイルをWEBブラウザ等に呼びだすことができるのに対し、webdavではWEBサーバー上のファイルやフォルダを管理することができるのです。
簡単に言えば・・・
「WEBサーバーに直接アクセスしてファイルを操作することができる仕組み」です。
② webdavとFTPの違い
webdavの概要については先ほど述べた通りです。
ここでは、「FTPとの違い」についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。webdavを使用する上でFTPと異なるのは、以下の2点です。
・通常のネットワークで利用できる
FTPを使用する場合、通信時のポート番号として「20」と「21」を使用します。
引用 : GMOクラウドアカデミー
セキュリティ設定によっては、ファイヤーウォール等で閉じられている可能性があります。
その場合はサーバー上のファイルにアクセスすることができません。
WebdavはHTTPを拡張したプロトコルであるため、通信時のポート番号はHTTPと同じ「80」と「443」が使われています。
そのためインターネットさえつながる状況であれば、問題なくWEBサーバーにアクセスすることができるのです。
引用 : GMOクラウドアカデミー
ファイヤーウォールの設定を変更することはリスクが伴います。
通常のHTTPと同様に通信ができるのはwebdavを利用する上での大きなメリットです。
・専用ソフトが不要
FTPの場合は専用ソフトをインストールした状態で、FTPソフトからサーバーへアクセスする必要があります。
ファイルを編集する場合は、一旦サーバーからダウンロードしたものを編集し再度アップロードしなければなりません。
そして既存のファイルに上書きをして、ようやくファイルの編集が完了します。
一方で・・・
webdavの場合はファイル編集や管理に対して直接的な操作が可能です。
Windowsであればエクスプローラーを用いて各フォルダにアクセスしファイルを直接編集していますが、それと全く同じことがWEBサーバーに対しても可能になります。
つまり「ダブルクリックでファイルを開き、ドラッグアンドドロップでファイルを移動させたり、新しいフォルダを作成する」といったことができるのです。
以上がFTPとwebdabの使用上の相違点です。
またレンタルサーバーでwebdavを用いてファイルのやり取りをする場合は、セキュリティにも細心の注意を払う必要があります。
自身のPCやストレージに保管しているのでなく、外部のストレージにファイルを保管しているため、第三者からアクセスされてしまう危険性があります。
そのためアクセスには「IDとパスワードを付与」し、「認証されたユーザーのみがアクセス」できるようになっています。
さらにSSLなどを用いて暗号化通信を行うなど、セキュリティ設定をきちんと行う必要があります。情報漏洩や不正アクセスという観点でのセキュリティ対策は重要です。
それ以外にも、複数の人間が同時に編集するという意味では、不用意なファイルの変更や紛失といったリスクを含んでいます。
またレンタルサーバーでファイルを操作する場合は、転送量に気をつける必要があります。
この転送についてはアップロードとダウンロードの両方にかかってきます。
ストレージとして利用するということは、その「転送量も増える」ということなのです。
知らず知らずのうちに転送量が制限量を迎えており、「運営するWEBサイトが表示できない」といったことになりかねないため注意が必要です。
③ エックスサーバーでwebdavは利用可能?
エックスサーバーでは、現状wevdavを利用することはできません。
ファイル転送には、ファイルマネージャ(WebFTP)を利用して、ファイルの削除やアップロード等を行います。
今後エックスサーバーがwebdavに対応するかは今のところ不明です。
現状webdavを利用することができるレンタルサーバーとしては、「ミックスホスト」が挙げられます。
ミックスホストでは「WebDisk」という名称で呼ばれており、こちらはどのプランを契約する場合でも利用可能です。
もし「webdav」のような機能の利用を考えている方は、ぜひミックスホストを検討してみてくださいね!
【公式サイト】
<ミックスホスト関連記事>
ファイル領域として「公開領域と非公開領域のどちらにも対応」しているので、自分以外の人には公開したくないファイルと共同で編集などを行うファイルの保存領域をきちんと分けることができます。
また、ファイル管理には従来のFTPまたはFTPSも利用することが可能です。
webdavの利用を希望する方はミックスホストにサーバー移転を進めましょう。
でわ!秋田 健でした!
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